鍼治療
体のツボ(経穴)に刺激を与えて自然治癒力を
高めることにより、血行をよくして、腰痛、肩こり、
五十肩、神経痛などの症状に適応します。
鍼治療の効果
人間の体は異物が体内に入ると、異物を体の外に出そうと防衛反応が起こります。
鍼は異物と体は感じるため、このメカニズムが働き、鍼治療は免疫力を上げるといわれています。
凝り固まった筋肉に鍼を刺すことにより、異物が入ったと脳が反応して、
緊張をしている筋肉を緩めたり、免疫反応を出して本来の自然治癒力を出してきます。
筋肉の緊張が取れると、血液循環がよくなり体温上昇し、
体内の細胞に酸素が行き渡り、体内の老廃物が排出されます。
そして、新陳代謝が上がることで、疲労感や痛みが軽減し、消失します。
鍼治療後にだるくなることはありますが、これは鍼治療により体の中が反応したからです。
薬の副作用とは違い、自分の体内の中にあるものが
反応していることで、体に負担がかかりません。
当院の使用している鍼について
鍼というと、注射の針をイメージされる方が多いと思います。 しかし、鍼治療で使う鍼は注射より細く、髪の毛ぐらいの細さです。 鍼治療で使われる鍼には、治療部位や、患者様の体質によって、使用する鍼の太さを変えます。
鍼が太くなるほど刺激は強くなります。
また鍼に通電させて動きの鈍い患部を刺激し、循環を良くします。
一度体験してみてください。
※衛生面に配慮し、使用する鍼はすべてディスポーザブルの使い捨てとなっており、感染の心配はありません。
円皮鍼・パイオネックス
シールタイプの鍼もあります。ほんの少し刺さる程度の鍼なので、違和感を感じない程度の刺激ですが、しばらく貼っておけるので持続的な効果が得られます。
小児はり
子供の夜泣き、かんむし、おねしょなどの症状に有効です。
大人用とは異なった、皮膚に刺さらない小児用の鍼を使います。皮膚の上をこするようにして弱い刺激を与えます。お母さんが抱っこしたままでの施術も可能です。
灸治療
お灸と聞いて、皆様はどのようなお灸を想像するでしょうか?
田舎のおばあちゃんがしていたお灸。
悪いことをしてすえられたお灸。当院のお灸は、
肌に直接しないタイプ(台座灸)なので、
温かく、火傷になりにくいです。
血流をよくして、筋肉をほぐし、痛みを和らげます。
お灸の効果
お灸は熱が体に浸透していきますから、関節の痛みがある人や、筋肉の痛みがあるひと、
生理痛や膀胱炎といった症状に効果があるといわれています。
お灸によりなぜその効果があるのかというと、お灸は火をつけて熱を持ちますが、
この熱がツボを刺激してくれて、体の中の気や血液の流れを良くしてくれます。
ですからお灸の効果は他にも、冷え性の諸症状や、
肩こりや腰痛、婦人科の悩みにも効果があるといわれています。
それだけでなくお灸の効果として、免疫力アップ、病気の予防改善、体質改善にも
効果がありますので、1度ではなく定期的に通うことでより効果を実感できます。
WHOの鍼灸の適応例
NIH(米国 国立衛生研究所)は、鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療として有効であると発表しました。 WHO(世界保健機関)で鍼灸療法の有効性を認めた病気には、次のものを挙げています。
神経系疾患
神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
運動器系疾患
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
呼吸器系疾患
気管支炎・喘息・風邪および予防
消化器系疾患
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
代謝内分秘系疾患
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
生殖、泌尿器系疾患
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
婦人科系疾患
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
耳鼻咽喉科系疾患
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎
眼科系疾患
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
小児科疾患
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善